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真南条下の大数珠繰り | 平成21年3月15日 |
お釈迦様の亡くなられた3月15日(旧暦2月15日)、古くから涅槃講が行われ、子どもも参加し広間で大数珠繰りが行われました。南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)と唱えながら33回大数珠を回し、回し終えると、最年長者が「無事に過ごせますように」と願い、一人ひとりの背中にぐるぐるとまいた大数珠を、力を込めて打ちつけて一年の無事を祈りました。「お釈迦様は死に際し、嘆き悲しみ、まるで自分を失っているかのような弟子たちに、最後の教えとして、自らを灯とし、自らを拠り所とせよ。他を拠り所とする事のないようにと説かれたようで、昔、この集落も流行り病があったのか病の治癒祈願から行われたのではないかと年長者から聞いて来ました。私達は、移ろいゆく世間の常識に流され、時として自らを迷います。古き良き伝統である涅槃講から自分を省みる事の大切を共に感じました。 (本多嘉巳)
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栗栖野城公園 | |
2009年は徳川家康の実子説もある松平康重が篠山城を築城して400年にあたります。高石垣に供す多くの石が切り出されました。平成3年集落内に残石調査会が発足し、約2年の調査を行ない、その記念碑として栗栖野城公園と丁場城が作られました。篠山城は西国16ヶ国の大名、20諸侯に扶役が命ぜられ8万人が作事(建築)、普請(土木工事)に参画し1年足らずで完成しました。搬石の方法及びルートは、コロ又は特殊な搬石車を用いて、公園前の国道372号線を北上しました。この石垣には15個の石に8種類の刻印(符号)が刻まれており、残石調査会としてもそれらと諸大名諸侯との関係を突き止めるべく努力しています。 (酒井斉祥)
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![]() 栗栖野城公園
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![]() 公園内案内板
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![]() 公園内案内板
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![]() 公園内案内板
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![]() 石垣(残石)の刻印
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