最近の風 - 愛宕尊の夏の大祭が真南条上龍蔵寺で開催

愛宕尊の夏の大祭が真南条上龍蔵寺で開催

カテゴリ : 
寺社・地域の伝承
執筆 : 
masahiko 2017-8-24 20:40

平成29年8月24日(木)


 天候に恵まれ、9時20分から愛宕山の中腹にあります愛宕堂の勝軍愛宕地蔵尊法要、下山して10時50分僧堂内の阿弥陀仏の施餓鬼供養、11時30分に住職から法話があり、最後に懐かしい餅まきが行われました。法話の中で「人生でいつまでも輝きを失わぬ価値に熱心であれ」という言葉に感銘しました。残暑厳しい日々でしたが、参拝された約30名の方々は法話と森林浴で心がスッキリしたのではないかと思いました。

 

愛宕堂の言われ(文責 龍蔵寺 法山氏)
 龍蔵寺では愛宕山の中腹に愛宕堂を祭っています。愛宕大権限と言われ、江戸期まで神であり仏であり、火の災難から守っていただく勝軍地蔵尊が祀られています。子供を背中に背負ってお参りする方があり、やけどに遇わないで元気に育つように祈られています。お堂に向かう石段は、人の厄年に合わせた段数になって踊り場があります。勝軍地蔵尊は650年ほど昔、天狗岩に愛宕尊が姿を見せ、そこに尊像をお祀りしたと伝えられています。お姿は戦いに出る姿のいかり鎧に兜を着けられ白い馬に乗せられた珍しい地蔵です。室町期では世は災いが続き平安な生活をみんなが求めていた時代でありました。今も愛宕堂では護摩を焚き、人の中に潜む煩悩、怒り、無知でおごる心を焼き尽くして、穏やかな生活を営めるよう祈りが続けられています。
 この山での山岳信仰は既に奈良期から取り組まれていて、山の精、水の恩、太陽の恵みを心しながら峰を歩いて行をする形はありました。天狗信仰に形を整えてゆき、太郎坊、治郎坊が愛宕尊の両脇を守っています。鼻かぎ名人すけたろうの民話はここから出ています。江戸期には篠山城主が城下の平安を願い、ここに参拝され、仏画を寄贈されているのが残っています。お堂に向かう両側にはいくつもの平らな屋敷跡が見られますが、修行僧の行をしていたお堂があったところです。お寺の下にあります田口池は青山城主の造られた灌漑池です。
 なお愛宕尊大祭は年2回行われ次回は2月24日です。一度、森林浴を兼ねてゆっくり登ってみてください。

 

勝軍愛宕地蔵尊法要

 

 

阿弥陀仏の施餓鬼供養

 

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